アイゼン装着 | ||||
砥鹿神社奥宮 | 本宮山山頂 | 下山風景 |
本宮山山頂の三角点横には no22天測点 の石柱がある。
天測点とは天文測量を実施するために設けられた基準点です。
天測点自体は測量機器の重量に耐えうる単なるコンクリート製の観測台で、四角柱や八角柱などさまざまな形をしています。
ただし、どの点にも台上部に指標鋲、側面に銘板「第何号 天測点 地理調査所」が取り付けられています。
天文測量を実施した目的は、三角測量で求められた位置座標を規正するためでした。
昭和29年から5年間、天測点を利用した天文測量が一等三角点のすぐそばで実施されています。
全国48箇所で設置・観測がなされましたが、その後は機器の軽量化により天測点を設置することはなくなりました。
また、天測点の数km以上離れた真北あるいは真南には、測量機材を正確な方位に設置するため子午線標という目印の石柱が設置されています。